僕たちの考える「建築=環境」とは。
僕たちは「建築=環境」と考え設計活動をしています。
例えば住宅を設計するとき、よく耳にする言葉で言えば「住環境」を設計したいということに近いと思います。
建築の設計と言えば、建築物をデザインして図面を描く仕事とされていて、例えば内装はインテリアコーディネーター、お庭は外構屋さんやエクステリアプランナーなど、建築に付随するものは別の人たちの仕事とされ、分断されていることが多いように感じられます。
餅は餅屋的な考えも間違えではないと思いますが、僕たちは人が住む場所を設計しているのですから、住む場所に付随するものは一体と考え、その住「環境」そのものをデザインしたいと考えています。
キッチンで料理をしていて、ふと窓の外に目をやると、爽やかに揺れる庭の木々が見れる。その景色を見て季節の移ろいを感じたり、植物の成長から子供達の成長を想ってみたりする。そんな暮らしの中の情景を設計したいといつも考えています。
そこには、室内の光の具合も関係し、壁の色や質感、家具の配置、室内が綺麗に保てるような収納の工夫などあらゆることが関係しあった上で成り立つ空間。簡単ではありませんが、お施主様それぞれの暮らしに合わせた環境の提案をしていきます。