2階リビングを考える

初めて2階リビングを設計したのは自邸でした。(10年前のお話)

敷地は住宅街、西側に道路、他の3方は住宅が建っている周辺環境。

広い庭や自然を感じながら暮らすことを半分諦めかけていたのですが、南東に高い建物がないスペースを見つけ、しかもその先は田んぼが広がる田園風景が広がっていいることに気づきました。

お隣の家の外壁を見ながら暮らすより、少しでもいい景色を見ながら暮らしたい!と思い、2階にLDKを設け、その眺望を得るための窓と、少しでも庭的な部分をとウッドデッキを敷いた4畳ほどのバルコニーを作ることにしました。

(10年を経過したイペのウッドデッキ。束を8年目に入れ替えメンテナンスしました。)

お隣の屋根を越えて、抜け感のある景色を手にいれました。

2階にLDKを配置すると、年取ってから登り下りがとネガティブイメージもありますが、年とるまで閉鎖的な家に住む選択は僕にはできず、ずっと健康にいようと決意を固め2階をLDKにしました。

ただ、2階をLDKにしたことで良かった点は他にもあります。

  • 1階だと玄関、水廻りなどのスペースに面積を取られるが、2階にすることでLDKのみのスペースで構成できる。ちなみに自邸のLDKは34畳あります。

  • 1階より構造的に大空間を作りやすい。

  • 周りを気にせずに解放的に過ごしやすい。(窓の配置によります。)

このようなメリットも敷地のデメリットを見方を変えることで生まれたメリットだと思います。

考え方を変えることで良い環境を作ることができた2階リビングの家の詳細はコチラからどうぞ。

次へ
次へ

僕たちの考える「建築=環境」とは。